■ 2019年 2月 3日(日)/13:30〜16:30 開場13:15

■ 武蔵野市民会館 2階講座室  JR中央線:武蔵境駅【北口】徒歩6分 /武蔵野市境2−3−7 0422−51−9144

 

新大学入学共通テストをめぐってー英語の4技能評価・外部検定試験の導入をどう考えるか!

特に、そのことで小学校〜中学校〜高校〜大学の教育はどう変えられようとしているのか?

報告:瀧口優さん(白梅学園短期大学教授、新英語教育研究会会長)

著書:「『苦手』を『好き』に変える英語授業」(大修館書店/2003):共著「実践につなぐことばと保育」(ひとなる書房/2011)、「どうする小学校英語—英語ぎらいを出さないために」(大月書店/2006)、「小学校えいごワン・ツー・スリー(1)〜(3)」(フォーラムA/2006)ほか多数。=世界の児童文学、小学校英語指導法/授業

 

 2020年度から日本の大学入試が変わる―英語においては、リスニング(聞く)とリーディング(読む)中心のセンター試験を廃止し、その2技能にスピーキング(話す)・ライティング(書く)を加えた4技能を評価するために民間の資格・検定試験(TOEFLTOEICGTEC、英検など7種)を活用。

 これに伴って、小学校の「外国語(英語)活動」を34年生に引き下げ、56年生では英語を「教科」と定め、小学校で600700語程度の単語を覚え、中学校では英語の授業を「基本的に英語」で行い、中学までに学習する語数は1200語から16001800語に、高校では1800語から最大2500語に!

 そもそも、学校現場の条件整備もほとんどないまま大学入試で4技能を全受験者に問うことがどれだけ意味があることでしょうか。何よりも民間の試験は、学習指導要領に依拠していません。費用も高価で難易度も内容もバラバラです。これでは英語の豊かな学びが、民間試験対策に振り回され、英語嫌いに拍車がかかる危険性も指摘されています。

 「グローバル人材育成」という産業界からの要請を優先して進む今の流れに、英語教育に携わっている方だけでなく、日本の教育に、日本社会の将来に、関心を広げながら交流していけるセミナーにしていきたいと思います。 

 

 資料代:500円 /学生無料 

 

  主催●全国進路指導研究会 

 HP  http://zenshinken.jimdo.com/ 

 Email  zenshinken@hotmail.com

 

   後援●武蔵野の教育を語る会