テーマ:社会的養育と社会・学校のあり方を考える 

    -全ての子どもの成長・発達保障の視点から

 

報告:早川 悟司さん(児童養護施設「子供の家」の施設長) 

            「子供の家」 http://www.kiyose-kodomonoie.com/

 

   他、現場からのお話

 

日時:2018年2月3日(土) 13:30~16:30 (開場は13:15)

 

 

場所:武蔵野プレイス・スペースC(下記、地図参照)

 

 

資料代:500円(学生は無料)

―冬のセミナーへのお誘い―

 

 都内の私立高校で専任の心理職として働いています。

 

 ここ1.2年、「要保護児童対策地域協議会」関連の事例会議に出席するケースが増えました。対象となる生徒が増えたためです。協議会主催の研修会への参加要請の回数も多くなっています。もちろん、小・中学校でもケースが急激に増えていることは言うまでもありません。

 

 今年8月に、厚生労働省より「新しい社会的養育ビジョン」が発表されました。記者プレス用の資料は74ページと膨大です。養護施設の関係者である全進研の世話人は、※数値をあげて「性急な里親化の問題」に警鐘を鳴らしています。

 

  「社会的養護」をめぐるここ最近の動向は、学校現場で働く者として、是非とも学んでおきたいところ。

 

 また、「全ての子どもの成長・発達保障」という視点から見れば、広く、子ども・青年にかかわる人が共に学びたいテーマです。以上のような思いをもって、冬のセミナーの企画としました。各方面から、たくさんのご参加をお待ちしています。

 

※数値をあげて「性急な里親化の問題」に警鐘を鳴らしています。

 ◎5歳階級別の死亡率(人口10万人対)を基に5歳ごとの死亡数を出し合計すると、

 里親…0.806人   児童養護施設…4.691人となりました。

 

◎それぞれの3年間の平均死亡数との比率を出すと

  里親 4人÷0.806人 ⇒ 4.92倍  一般家庭の約5倍の死亡率になります。

  児童養護施設 3人÷4.691人 ⇒ 0.64倍となります。

 

◎ちなみに、4.92÷0.64 ⇒ 7.348となり、里子の死亡率は、児童養護施設入所児童の約7倍になります。