春のセミナー:2019 

生きる学ぶ働く—子ども•青年とともに未来を拓こう!—

■ 2019年 5月18日(土)

           13:30〜16:30 開場13:15

■ 首都大学東京 秋葉原サテライトキャンパス DE教室

  JR山手線/総武線:秋葉原駅【電気街口】徒歩1分/ダイビル12階 

  ※地図参照

 

若者が社会の作り手と感じられる社会へ!

ーー スウェーデン社会と若者政策に学ぶ ーー

 

報告:両角達平さん

●1988年生まれ、駒澤大学非常勤講師、文教大学所属生活科学研究所研究員(常勤)、静岡県立大学国際関係学研究科CEGLOS客室研究員、ストックホルム大学教育学部修士。●【社会活動】中高生施設職員交流会TEENS、シティズンシップ教育フォーラム、NPO法人Rights理事、内閣府子ども若者育成支援点検評価会議構成員(2011年)、国際シンクタンクYouth Policy Labsオフィスチーム(ベルリン)、YEC(若者エンパワメント委員会)創設・元代表・サポーター(静岡)

 

 20192月24日、沖縄で「県民投票」が行われました。「辺野古新基地建設(普天間基地移設)」をめぐる賛否を問う、それを求めた若者たちの強い願いが全県(全自治体)実施にこぎつけさせたもの。政府は、その結果を待つこともせず、土砂投入という「実力行使」を続け、盛り上がることを避け(諦めさせ)ようとしましたが、投票率は過半数を超え、70%を超える人たちが明確に「反対」の意思を表明しました。直前2回の知事選で得た「翁長」「玉城」票を超えています。一方で、有権者比「絶対投票数は1/3」と過小に評価するメディアもありました。この国の「民主主義」が改めて問われています。

 選挙のたびに「若者の政治離れ」が語られます。高齢者層の投票率が比較的高いことから「シルバー民主主義」と揶揄されることもしばしばです。しかし、現在の60〜70歳世代は、彼らが20代の頃から投票率(政治参加)は70%前後を保っています。仮に、現在の若者世代の投票率30%台が当然視されるのなら、この国が、民主主義を標榜することができるのかは、甚だ疑問です。「18歳選挙権(2016〜)」が行使され、2022年からは「18歳成人」と法的整備が進みます。長く「大人にしない国」と呼ばれてきたこの国で、「大人になる/大人にする社会」のあり方について議論が求められているようです。

 今日、北欧型の民主主義が、一つの社会モデルと見なされています。若者支援政策でも数歩も前を行く、スウェーデン社会の実態を学び、私たちの「主権者教育」を進め「若者/社会政策」考える機会です。ぜひご参加ください。      ※「若者が社会の作り手と感じられる社会へ」は、両角さんの活動の原点です。

 

               資料代:500円 /学生無料